とてつもなく大きなドームの夢

長い夢を見てた。

会社じゃないところで仕事してて、そのフロアで一番偉い人が定期的に見回りにくる。
俺と隣の人はその目を盗んで二次元系のエロサイトのように見えるけど
実際は役に立つサイトを別窓で眺めていて、見回りにきたら切り替えてやり過ごしてたけど、
たまたま見つかり大目玉を喰らいそうになって目が覚めた。

と思ったら実はまだ夢の中で、俺は地元の友達数名と、
何かの観戦か即売会みたいなイベントが催されてるとてつもなく大きなドームにきていた。
ドームは人でいっぱいで、みんな社員証みたいに個人を識別できるカードを首からさげていた。

そこで車椅子に乗った小野ほりさんに出会った。
夢の中では知り合いで、おうおう的なやりとりをし、
小野さんは何かの受付をするために列に並んだ。
俺はその列に並ばないでただ眺めていて、
その間に地元の人たちはどこかに消えてしまった。

小野さんは正座して乗るタイプの風変わりな車椅子に乗ってて、
お姉さん座り的な感じに脚を崩していて、緑と深緑と黒のチェックのズボンを穿いてて、
まったく同じ柄の靴下を履いてて、境目がよくわからないなと思っていると、
すぐそばで、殴り合いの喧嘩が始まった。

血がいっぱい出てる…と思って見入ってる間に小野さんもいなくなっていて、
俺はみんなを探しにいくことにした。
100均みたいなところでバックヤードに侵入すると、普通に他の客もウロウロしてて、
俺も普通の客なのに、なんでこんなところに客が…と思った。

エレベーターがあったので、それで二階に上がろうとすると、
エレベーターの中は天井まで商品の段ボール箱が詰まってて、乗れなかった。
諦めてドームを囲むように走ってる廊下を歩いてると、外の景色が見えた。
空が広くて快晴で、海のそばなんだなと思った。

書店みたいなところを通り過ぎるとき、母の知り合い?的な、
誰だかわからない人が働いてるのを見たが、無視した。
その代わり、昔の知り合いがたまたま自分を見つけて話しかけてきた。
俺は人を探していて、携帯も財布もなくしたと話すと、
彼は名札で呼んでもらえば?と提案してきた。

でも俺は何となく、その手段をとるのが嫌だったから、彼と別れて階段をあがった。
あがったところはすごく広い映画館の座席の一角みたいなところで、
みんなすごく夢中になってるから、俺もスクリーンをその場で眺めた。
画面に同じサッカーのユニフォームみたいなのを着た金髪の子供たちが出てきた。

青と白の服の子供達はせわしなく動き回っていて、
いびつなモコモコした身体をスーツの中に詰め込んだような巨大な黒人の大人が
怒り狂いながら子供達に掃除をしろと叫んで回っていて、突然ひとりの子供の股間を蹴り上げた。
蹴られた子供は股間を両手で押さえて座り込んだ。

その手がアップになって、手の隙間からケチャップがびゅるびゅる溢れ出してきて、
あははケチャップじゃん、と俺は思ったが、次に巨大な大人は別の子供の顔面を思い切り殴り飛ばした。
トイレまでぶっ飛んだその子は主人公?で、トイレの床に自分の歯が落ちていないか慌てて探し回っていた。

大人がヒタヒタ近づいてくる前に、殴られた子供は急いで歯を見つけ、
ティッシュで包んでサッと口の中に戻した。さっきと違ってその子の血は本物で、
嫌だなぁと思ったので、違うことを考えることにした。

自分がカメラを持っていることを思い出し、さっき小野さんと二人で並んで写真を撮ればよかったと思った。
でも、誰に撮ってもらえばよかったんだろうと考えているうちに、いつのまにか目が覚めた。

20121026